
「客の前で、親父がどんなふうに俺を育てたか、見せてやる!
」父・世左衛門と演じるはずだった『連獅子』の舞台に一弥と立つことになった恭之助。
回復を信じて稽古に励む恭之助に対し、世左衛門の病状が快方に向かっていると嘘をつき続けるあやめ。
それは、心の弱い恭之助を動揺させないための優しさだった。
ところが舞台当日、必ず来ると言っていた世左衛門が劇場に現れず、恭之助は…?ぴんとこな、それは男らしく、芯のある二枚目のこと。
恭之助は舞台の上で、そんな男になることはできるのか…!
覚悟と決意に胸が熱くなる完結巻!


コメント
1巻の発売が2010年2月。
6年近くに渡り、単行本を楽しみにしてきた作品が完結を迎えました。
月下の君で源氏物語に挑戦した嶋木あこが君は「好き」の代名詞 (フラワーコミックス)という短編で歌舞伎という題材へ。
この短編をもとにして、始まったのがこのぴんとこななのではないでしょうか。
帯裏の作者からのメッセージで
若者の成長を描いてみたいと始めたこの物語
と書かれているように、本作では恋愛ではなく猛と弘樹の歌舞伎役者としての奮闘、成長が軸に置かれておりました。
そしてそれよりも最後まで気にかかり、そしてそういう結末になったか、というのが田辺。
彼は最終巻に及んで恐ろしい行為に出ます。
そして最終的にヒクツなままの人間だった。
それが逆に二人の魅力を増す結果となったといいますか、すべての人間が成長しなかったこともこの世界に流れる真実だと思います。
芸事で成長していくには血筋だけではなく、環境と何より本人の意思、そして稽古しかないのでしょう。
大きな問題になったお嬢さんの妊娠も、物語最大のどんでん返しになった父方の祖先と相まって、非常にしっくりくる終わり方。
嶋木さんが前もってこの結末に向かって書いていたのだろうと思います。
出てこなくなったけど、山本さんは首にしたかなあ。
あの人も成長はなさそうだから、歌舞伎から離れた方が周りの人たちが幸せになるよなあと。
今風姿花伝を読んでいて、この本の対象は能ではありますがひたすらに稽古に打ち込むこと。
初心を忘れないことということの重要さは変わらないでしょう。
この二人のような努力・成長が連綿と数百年続いているのが歌舞伎なのでしょう。
落語にもチャレンジしたので、歌舞伎も見に行きたいなあ。
途中一弥の落ちっぷりにどうなのと思いつつ、やっぱりこの作品は好きだー。
最後、恭之助の精神的な成長が見れて嬉しい。
あやめちゃんとの関係も可愛らしくて良い。
16巻で完了とい長さもちょうどよかったし、いつかまた一気に読んでみたい。
途中一弥の落ちっぷりにどうなのと思いつつ、やっぱりこの作品は好きだー。
最後、恭之助の精神的な成長が見れて嬉しい。
あやめちゃんとの関係も可愛らしくて良い。
16巻で完了とい長さもちょうどよかったし、いつかまた一気に読んでみたい。
少女漫画、というよりは恋愛要素のある歌舞伎少年漫画、という感じでした。
恭之助が好きなタイプの男過ぎたんですが、メインの3人の三角関係もとても良く、二人とも道は違えど、あやめがきっかけで歌舞伎に入り込み、大切に思う気持ちを失くしていないのがよかった。
欲を言うなら結ばれてからのあやめと恭之助をもっと見たかったな。
終わり方は綺麗で、二人の背中を見つめるあやめ、という構図は物語で一貫していたと思います。
他の作品もまた読みたいです。
楽しく読ませて頂きました。
というか段々ヒロインがあやめちゃんじゃなくなってしまったような?薄い本が沢山出そうな感じですが…まあ…いいか(笑)
豪奢な歌舞伎の世界が飛び出してくるような漫画でした。
展開は昼ドラっぽい所もあったけれども少女漫画だしな。
ヒロ君にもまともな恋愛…というか恋人が出来ると良いですね。
それにしても綺麗な漫画でした。
楽しかった!